散歩の定番コースを紹介します。

谷根千散歩マップ

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谷根千散歩の定番スポットを地図にまとめました。PDFファイルです。自由に印刷してお使いください。

PDF版の谷根千散歩マップはこちら

目次

谷根千散歩のコンセプト

谷根千は散歩するだけで楽しいので特別な目的は必要はありませんが、みなさんは、こんな目的で散歩に来るようです。

  • 昭和レトロな町並み — 古い建築物が残っています
  • 神社仏閣 — とにかくお寺が多く落ち着きます
  • 猫とのふれあい — これが人気かも
  • グルメ — A級・B級いろいろあります
  • カフェ — 最近増えてます
  • 有名店 — かき氷・人形劇・繊維街などなど
  • 文豪の名残 — 夏目漱石・森鴎外・江戸川乱歩・石川啄木など

まだまだ、谷根千にはいろいろな魅力がつまっています。総じて「落ち着く」ってことでしょうか。都心の山手線の内側なのに、この静けさはとても魅力です。

谷根千散歩の最寄り駅

谷根千散歩は一方通行ではありません。つまり、出発した駅に戻ってくる必要もなく、歩いているうちに違う駅に到着することもあります。たとえば、こんな感じです。

  • 日暮里駅から歩き始めて上野駅に到着
  • 根津駅から歩き始めて日暮里・西日暮里に到着
  • 白山駅から歩き始めて日暮里に到着

いろいろな駅を起点・終点にできます。主な最寄り駅をまとめておきます。

  • 山手線 — 上野・鶯谷・日暮里・西日暮里・田端
  • 東京メトロ千代田線 — 千駄木・根津・西日暮里
  • 都営地下鉄 — 白山(三田線)・本駒込(南北線)

どこからでも始められる谷根千散歩です。以下、谷根千散歩マップに掲載した谷根千散歩の定番スポットを紹介します。

(1) 経王寺

山門に弾痕が残る経王寺

山門に弾痕が残る経王寺

谷中大黒天として知られる寺で、日蓮上人作とされる大黒天が祀られています。山門に残る弾痕も歴史を伝える見所です。これは旧幕府軍と新政府軍による上野戦争(慶応4年:1868年)の痕跡です。

(2) 本行寺

月見寺「本行寺」

月見寺「本行寺」

日暮里駅前の御殿坂を上っていく途中にあります。庭が美しく、高台からの眺望が素晴らしかったことから「月見寺」とも呼ばれています。小林一茶も「青い田の露をさかなやひとり酒」などの句を詠んでいます。

(3) 天王寺

谷中の天王寺

谷中の天王寺

谷中七福神の毘沙門天が祀られています。元々は感応寺という名前でしたが、歴史的な経緯で現在の名前に到ります。1700年頃は目黒不動、湯島天神と共に「江戸の三富」として富くじが開催されていました。

(4) 羽二重団子

羽二重団子

羽二重団子

文政二年(1819)創業。夏目漱石、正岡子規らの作品にも登場する老舗です。庭園の滝を見ながら抹茶セットを。

(5) 谷中霊園

都立の霊園で、徳川慶喜、横山大観、鳩山一郎、渋沢栄一など多くの著名人が眠っていることでも有名です。桜の季節には花見客でにぎわいます。

(6) 五重塔跡

幸田露伴「五重塔」の舞台です。1957年の放火事件によって塔は焼失し、今では跡が残るだけです。東京都の旧跡に指定されています。

(7) 観音寺の築地塀

観音寺の築地塀

観音寺の築地塀

瓦と土を交互に重ねて作られた江戸時代の塀です。昔の風景を現在に伝えるシンボルとして平成4年に台東区まちかど賞を受賞しました。討ち入りの会合に使った赤穂浪士ゆかりの寺です。

(8) 全生庵

全生庵の谷中大観音

全生庵の谷中大観音

山岡鉄舟が建立した寺で、縁があった三遊亭円朝の墓所もあります。6mを超える谷中大観音も必見です。

(9) へび道

創業明治28年の根津・丁子屋

創業明治28年の根津・丁子屋(改修前)

藍染川を埋めた暗渠で、蛇行する道沿いには大人気のベーグル屋さんなど散策にピッタリな店が点在しています。少し先には、明治28年創業の「丁子屋」があります。

(10) 旧吉田屋酒店

旧吉田屋酒店

旧吉田屋酒店

明治43年から昭和6年まで営業していた酒屋。昭和62年に現在地に移築され、当時の建築や酒屋の営業形態を知る貴重な資料として公開中です(入場無料)。

(11) 根津神社

根津神社の社殿(拝殿)

根津神社の社殿

今から1900年ほど前に日本武尊が創祀したとされる神社です。徳川綱吉の時代に建立された荘厳な社殿は必見です。古くから重要な神社に位置づけられ、現在は東京十社の1つに数えられます。庭園もよく手入れされており、5月頃のツツジ祭りが有名です。千本鳥居も必見です。

(12) 夏目漱石旧居跡

石碑だけが残る夏目漱石旧居跡

夏目漱石旧居跡

イギリス留学から帰国後に居を構え、「吾輩は猫である」「坊ちゃん」などを発表、現在は石碑と猫のオブジェが残されています。森鴎外も住んでいたそうです。

(13) 団子坂

団子坂

団子坂

千駄木駅から上る坂道です。夏目漱石の「三四郎」や二葉亭四迷の「浮雲」、江戸川乱歩の「D坂の殺人事件」など、いくつもの文学作品に登場します。作品での描写から、昔は今より急な坂道であり、菊人形の名所でもあったことがわかります。

(14) 森鴎外観潮楼跡(森鴎外記念館)

森鴎外観潮楼跡の石碑

森鴎外観潮楼跡の石碑

団子坂の上にあった森鴎外の住居の跡です。この地から「青年」、「雁」などの名作が生み出されました。書斎から東京湾が見えたことから「観潮楼」と名づけられ、当時は文人が集う社交場となっていたそうです。現在は記念館になっています。

(15) 駒込大観音

駒込大観音

駒込大観音

光源寺(こうげんじ)にある巨大な十一面観音像で、8mほどの像が東京大空襲で焼失後、平成5年に約6mの大きさで再建されました。毎年7月には縁日「四万六千日ほおずき千成り市」が開かれます。

(16) 南谷寺(なんこくじ)

目赤不動とも呼ばれ、目黒不動などと共に江戸の五色不動の1つに含まれます。元々は伊勢国の赤目山で授かった不動明王を祀って赤目不動としたことが始まりで徳川家光によって改称させられました。

(17) 吉祥寺

この一帯ではかなり敷地の広いお寺で、二宮尊徳の墓などがあります。人気の「吉祥寺」という地名の由来になった寺です。明暦の大火で水道橋から移転した際に、門前町の住民が移り住んで開拓した武蔵野の地に「吉祥寺」という名が付けられたことに由来します。

(18) 天祖神社

1189年に源頼朝が奥州藤原氏の征伐に向かう途中、夢のお告げでこの地に神明(天照大神)を祀ったことが始まりとされています。空襲によって社殿が焼失しましたが昭和29年に再建されました。

(19) 駒込富士神社

駿河国の富士浅間神社に由来する神社で、江戸時代は富士信仰の拠点でした。周辺に鷹匠屋敷があったことと、駒込茄子が名産だったことから「一富士、二鷹、三なすび」のフレーズが生まれました。今でも知る人ぞ知るパワースポットとして人気があります。

(20) 六義園

徳川綱吉の時代に回遊式庭園として整備された、都内でも屈指の庭園です。紅葉の名所として知られていますが、季節を問わず樹木や草花を楽しむことができます。風水を考慮した都市計画によって江戸城と日光東照宮を結ぶ直線上に配置されたと言われています。

(21) 東覚寺

傷病治癒のご利益で有名な赤紙仁王

傷病治癒のご利益で有名な赤紙仁王

悪いところに赤い紙を貼り付けて傷病治癒を祈願する赤紙仁王が有名です。谷中七福神の寿老人も祀られています。大日如来や阿弥陀如来なども見ることができ、仏像好きの方は必見のスポットです。源頼朝と鶴岡八幡宮に由来する田端八幡神社が隣にあります。

(22) 旧安田楠雄邸

大正時代に立てられ、安田財閥の創始者である安田善次郎が購入し、お孫さんが
相続した住宅です。現在も修理、管理されながら一般公開されており、当時の建築や内装、庭園を知るのに役立ちます(水曜日・土曜日のみ公開)。

(23) 富士見坂

日暮里の富士見坂からの富士山

日暮里の富士見坂からの富士山

その名の通り、富士山を鑑賞できるポイントで、高いビルが増えた今でも、気象条件などによりますが建物の隙間から富士山を見ることができます。1月と11月にはダイヤモンド富士を見ようとする人でにぎわいます。

(24) 諏方神社(すわじんじゃ)

谷中の鎮守「諏方神社」

谷中の鎮守「諏方神社」

1202年の創建で、日暮里、谷中の総鎮守として信仰を集めています。高台にあり江戸でも有数の景勝地としてにぎわいました。日暮里は「日が暮れるのを忘れるほど眺望の良い里」に由来する地名とも言われています。

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